対本先生の医療講座は毎回とても内容が充実しています。

今回はファスティング、絶食について言及されていました。

対本先生は医師になる前は京都大学で哲学を学ばれていた経緯もあるためか、「そもそもなぜ」の導入が鮮やかだと感じます。

なぜ食べるのか?→お腹がすいたから

この当たり前にも感じる人間の生理現象、生物学医学的には身を養うエネルギーについて詳しく語られた後に断食を行う意味、リスクを語ってくださいました。

この宗教ではこのような断食を行なってる、という説明も。

イスラム教のラマダンが有名ですが、キリスト教の四旬節、仏教は両極端に偏らないことを前提としながら、「食は節せず、恣(ほしいまま)にせずという中道を大切にする言葉を教えてくださいました。

その後サーチュイン遺伝子、別名長寿遺伝子について言及された後、最後に「絶食よりも、ふだんの少食」を大切にとまとめておられました。

今この飽食の時代、腹7分目、もしくは1日2食くらいが足るを知ることかもしれませんね、とも。

必要十分、足るを知ると、

•絶え間なく飲み食いしていると消化する臓器が疲れるので、臓器を休めることができる

•有害物の摂取が減る  ex.添加物、環境によって汚染された食品

•身体が生まれ変わる感覚を感じとれる

•頭脳、精神がクリアになる

•お金がかからない

•自然治癒力を蘇らせる

などなど、お得がいっぱいです。

専門家の指導が必要な断食よりも、足るを知るを個人的には心がけたいものです。

ここから先は私の所感になりますが、秋田は寒さに慣れてない人間にとっては全てを奪いとられそうな雪の脅威が冬には待っています。

アウェーから来た私は、あえて冬場は節制せずに、体重をやや増やすくらいで維持しつつ、春先に調整してしてゆけたらと思います。

身体を維持してこそ精神を保てるので、やはり無理をしない、でも甘やかしすぎない、自分にできる範囲で中道を目指したいものです。

写真は講座の日にあさこさんといただいた海鮮丼@みうら  大館市役所の近くにあり、とても美味しいです。日々の恵みに感謝🙏❤️