今日の記事は単なる備忘録です。

15年ぶりに陸上を再開したきっかけは、息子の野球を体育館の2階で眺めながら「私ならこうしたいな〜…」という感覚がありまして、それを指導者にどうこう言いたいと言うよりは、まず自分で実験してみよう…と思い監督にお願いして子ども達と基礎トレーニングをさせてもらったところから始まります。

素晴らしい基礎トレーニングのプログラムだったのですが、「こなす」感じで進むのがもったいないな…とかそんな些細な部分から始まります。もっと筋肉の伸びてるところ感じるようにしたらいいのに…という程度の小さな部分です。

子ども達と冬場に練習を重ねて春になり、いざ走ってみたら女子高生の後ろをひーひー言いながら何とかゴールしたのですが、そこから1年半かけて全国大会の上位にもってゆけたのは完全に「言葉のチカラ、意識のもってき方」が大きいです。昔から大きな試合に強かったのは、メンタルと言われる領域が少しだけ得意だったのかも…という確認作業をしていました。実力なんて昔も今もへのかっぱです。ほぼ「ない」部類の人間がジタバタして這い上がった感じと言えばいいのでしょうか😅

励ます言葉を子ども達に向けてるようで、自分に言い聞かせてきたら何とか続いた…という感覚はありますが「そんな…たまたまです😊」なーんて謙遜する気は全くなく、過去記事を読んでる方はご存知かと思いますが、記録を狙いまくってしっかり賞状をとりにいくハンターみたいな感じでトレーニングしてました。有言実行したね!と心を許している友人に言われて、ほっとした次第です。

そして「この届かなかった夢に別の形で届いた感覚」をどう表現しようかな…と思った時に「学生時代なかなか解けないままで終わった方程式が、25年経ってふと閃いて、この方法でいけるんじゃないか?と試してみたら解けた感覚」と、知人に伝えてみたら、「なんかわかるような気がするけど羨ましいぜ!」と笑われました。こんな小さなことに羨ましいと言われるのは恐縮ですが、全国大会という私には大きな舞台で平常心で臨む感覚は、きっと人生の別の場面でも少しは役立つかもしれないと思ってます。

陸上という小さな分野でも、案外自分という小さな個人の人生はパワフルになるもんだな…と、引き続き自分を励ましながらぼちぼちやってゆきたいものです。

さて、17年競技して、小学5年からあしかけ30年陸上を眺めてますと、当たり前ですが選手は変わり、トレーニングは変わり、スパイクは変わり、ほぼ全て変わったな…と思いますが、メンタル部分は案外大きく変わってないのかもしれないと思います。昔(25年前)の陸上マガジンも大変響くことが書いてあります。

母の三回忌で週末は実家愛知に帰りましたが、陸上マガジンを見比べて色々感じる部分はあります。

男子走り幅跳びは8m40という日本記録が出ましたが、私の学生時代と言えば森長正樹さん(下の写真、赤のネクタイ)が日本記録を出しました。

アイドル的な記事の扱いと、井上悟さんのトレーナーが気になるところです😄昔の陸上マガジンは本当に面白い。

そこからの、森長さんが指導した橋岡選手が今年の8月17日に日本記録を破り、その30分後に城山選手が更なる日本記録を更新しました。なんともすごい戦国時代です。

城山選手は写真下の表紙で跳んでる方で、右上の跳躍の本は森長さんが書いたので買ってみました。昔も専門に特化した本はあったかもしれないですが、地方の高校生が気軽に買える場所にはなかったので、今再び別の楽しみを得た感じはします。小さな分野でも歴史は回ってて、研究できる分野なんて星の数ほどある…というのが実感です。

連休中きちんとトレーニングしてませんが、また来シーズンを見据えて頑張ってみようと思います。

愛知から秋田へ戻る時は、また全然違う本を読んでましたが、そこはまた別の記事に…。早ければ明日アップします。

長くなりました。ここまで昨夜書いて寝落ちしてましたのでアップします。

写真は実家で買った両口屋是清の「をちこち」という和菓子と、母の三回忌でいただいたとらやの羊羹🙏抹茶がマイブームで最近毎日いただいてます。

今日もよい一日を🍵