先週7/24の午後は対本宗訓先生の医療講座でした。いつもは帰ってから忘れないうちに文字に落とすのですが、28日に試合もあって、二兎を追えないうさぎさん故に更新が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
今回はイギリスの女医シシリーサンダー(1918-2005)を学びながら、セントクリストファーホスピスのこと、ホリスティック医療に関して実際にイギリスで学ばれた対本先生ならではのお話しでした。
シシリー女医に関してはシシリーソンダーズでWikipediaにも載っていまして、緩和ケアの礎を作った素晴らしい女性です。
もう1人、キュブラロス女医(アメリカの精神科医:1926-2004)についてもその歴史や悲嘆(死)の五段階について説明していただきまして、死から生きることを見つめて形にした女性です。この方も検索すると色々学べますが、医療の歴史も現在進行形なのだなとか、国によって重きを置く部分が多少違うのかもしれない…と感じました。ロス氏の著書「死ぬ瞬間」をいつか読んでみたいです。
イギリスはアロマテラピーやホメオパシーも広く認知されていて、統合医療、ホリスティックという言葉に関しては日本より進んでいると感じます。イギリスにさして詳しくない私の推察で、日本もホリスティックの医療へ方向転換された方とご縁が繋がってその発信されたものを拝読していますが、広く認知されているかというと、まだこれからなのかな…とも感じます。自然に優しい人…とか、そんな感じの言葉でまとめられてしまうような、まだ全体として学びが必要な段階なのかなと思います。書いてる私がそんな感じなので…。私のホリスティック医療との出会いは、助産院で長男を出産途中に口に入れてもらったレメディーがきっかけなので、かれこれ11年前でして、当時は手探りでイギリスから輸入したり、独自で調べてもちょっと強烈な印象で(由井寅子さんの著書の絵などが独特だったのです😅)、なんじゃこりゃ…?から始まり今に至ります。
重要なキーワードとしてはトータルペイン、全人的ケアが心に残りました。
身体的、精神的、社会的、霊的なペイン(痛み)をあわせたトータル(全体)でみることが重要とのこと。身体的…以外は身体の反応としての痛みではないので、慎重に観察や傾聴が必要な気がします。
霊的、スピリチュアルケアが気になるところではありますが、そこだけを取り上げると不自然になるともおっしゃってました。
あくまでも全体の中で、スピリチュアルな痛みも観察しながら、その方の心が緩むあたたかな声かけの中でケアをしてゆくのが自然なのでしょうね。先生の著書「霊性の医療を開く」は霊的という言葉にまとめにくい部分を丁寧に書かれていてたくさんのインスピレーションをいただける素晴らしい本なので関心のある方はぜひご覧ください。
対本先生がイギリスにいた頃、緩和ケアの現場でベテラン看護師さんに質問したところ、スピリチュアルケアといえどスピリチュアルを特別に意識していないと答えた部分が印象的でした。暑いなら窓を開けて、寒そうなら毛布をかける…というような、わが子を見つめるようなあたたかい眼差しを自然にやって差し上げる…という感覚だと思います。
ちょっと自分の話になりますが、スピリチュアル好きを公言してますが、「私はスピリチュアルに生きてまーす」という人には多少違和感を覚えます。「スピリチュアルかなんか知らんけど、全体としてあんたは何やってどう生きてるんや?」という部分が見えにくいスピリチュアルな人にツッコミを入れたくなっちゃいまして(スピリチュアルという言葉を隠れ蓑に本音部分を隠せちゃいますからね…)、なるべくわかりやすい人でありたいと個人的には思います。スピリチュアルに偏らない…というのも、そんな感じなのかなと推察しました。スピリチュアルだけだと、ミステリアスとかそんな方向になりかねないあやうさを抱きます。色々あっての深みと味に繋げたいものです。そんなこんなでスピリチュアルを意識しながら、地に足をつけて生きる方法を模索中でございます。
長くなりました。ターミナルケア、終末期ケアの話も聞けて、充実の講座でした。その上、前半は熱中症のお話も聞けて内容ぎっしりです。ありがたやありがたや…🙏
また来月も楽しみです。
今回は埼玉から対本先生繋がりのKさんもいらして、お茶を飲んでから行きました。
いつもお土産をいただくので、お礼にしばらくネックレスを色々編んでたので好きな色を選んでもらいましたら、サンストーンをお選びになりました。またお会いする日が楽しみです。
編んだものをまた少しずつ掲載してゆきますね。
今日もお読みくださりありがとうございました🍀