大山さんといえば私の中では「映画の人」で、この人といえばこれ、と言えるくらいにエッジの効いた人って案外いない。ラーメン大好き小池さん、とか、野球のイチローさん、的な。その2人を一緒にカテゴライズしたらダメかもしれませんが、そういう人は貴重だなぁと思うし、映画を作成する人にはありがたい存在だと思います。映画って撮る人、演技する人、企画する人、支える人、観る人の化学反応。
今回は大山さんご夫妻主催の映画を見に行ってきました。その名も大山家上映会。
コーエンジブラザーズって名前だけで行かなきゃと思ったんです。13年も高円寺に住んでたもので…(汗)
告知を見て即行こうと思いたち、うっかりフライングしてしまい、先週(4/6)も御成座さんに行ってしまいました(汗汗)
「あの、コーエンジブラザーズ監督特集お願いします」
「え…?来週だよ👀?」
「え…!来週なの👀?」
…と、ドンマイとオーナーの切替さんからクレープをいただき、そのやりとりが功を奏して、企画した大山さんの奥様真理さんともご縁が繋がりました。怪我の功名というやつですね。御成座でこの映画をやらなきゃと仰った発起人さん。この写真はフライングした日の御成座さんの様子。
バーボン•トークとお口の濃い人の2本。じわじわと間断なく笑いがあるというか、香港の重慶マンションや中野ブロードウェイあたりの未知のフロアを階段で上がって次は何があるんだろう…?と、ワクワクとこわいもの見たさが入ってるような、異世界を垣間見てる感覚が面白かったです。
生真面目な奇人さん(喜人さんかな)が沢山いる映画でした。
ちょっと説明しにくいんですが、小劇場の舞台を見てる感覚の映画。特にバーボン•トークは。
2本立て続けでしたが、なんだかんだでずっとヒクヒク笑ってました。笑いの種類が「ちびまる子ちゃんの野口さん」風にじわじわくるので、監督さんの名前もコーエンジブラザーズだし、なんか高円寺に住んでそうなややアングラ具合が良い感じです。アングラ…というか、肩の力が抜けた感じと滑稽さをちょっと引いて書ける稀有な才能でしょうね…。映画を撮る前は舞台も長かったのかなぁ…。いつかお伺いしたいものです。高円寺って奥田民生さんやみうらじゅんがプラッと歩いていそうな東京の中では程よくチカラの抜けた良い街なのです。とても住みやすかった。オードリーの春日さんもシャンプーしながら歩いてたらしいですし、それが良いかどうかは別として、寛容な場所だと思います。
三男が寝てて、アンケート記入できなかったのですが、コーエンジブラザーズの名前の由来をロビーで伺ったら、高円寺だから…というわけではなさそうです。コーエン監督(Coen brothers)からだそう。超高円寺っぽいし、海老澤監督は高円寺Tシャツ着てらっしゃいましたが…。写真右から、大山さん、沖監督、海老澤監督、お二人合わせてコーエンジブラザーズ。ヤンボーマーボー天気予報☀️…みたいな。(←古い)
何はともあれコーエンジという響きに惹かれて行って正解でした。人生で一番長く住んだ大好きな街です。マンション買ったので長く住むつもりが、思えば遠くに来たもんだ…(遠い目…)
最後は観客も舞台に上がってみんなで記念撮影。「ハイチーズ!」のかけ声が「コーエンジー!」でした。ツボを押さえた仕事をする技師の遠藤さんと、全体を押さえた切替さんあっての御成座さんだなと行くたびに感じます。
てっぴーちゃんにも癒されながら、息子も興味深々。
映画というカルチャーの残る大館であってほしいなと、建物そのものにストーリーのある御成座さんを見て思います。
監督、出演者さんは自腹で大館まで来てくださったそうで、遠くまでありがとうございました🙏
また監督の新作をぜひここで観れたら嬉しいなと思いました。
以上、土曜の夜の出来事でございました。
監督、出演者さんに感謝を込めて🍀そしてこの映画を持ってきてくれた大山ご夫妻にも感謝感謝です。真理さんは私のマクラメにも関心を示してくださって、作ったものを持って行ったら早速つけてくださいました。休日もちゃっかり宣伝する私のちゃっかり感よ…。この子がお嫁にゆきました。
もの作りに温かい目を注いでくれる人あっての作品づくりだと思います。ありがとうございます🙏