ゆっくり読もう…と思いながら手に取って半年くらい経ち、やっと読み終えました。

何事にも時があると仮定するならば、ちょうどよい時だったのかもしれません。

2月3月の講座の復習になりましたし、対本先生は文章としての言葉と話し言葉にブレが少ないせいか、読みながら言葉が立体的になる感じがしました。

毎回お伝えしてくださる内容をきちんとまとめた形が本になってるので、私のブログの「対本先生の講座」での要点と大枠の部分は変わらないかと思います。

死に本格的に臨むきっかけとなる部分(p75)、私も酷似していまして、やはり親の死の影響は大きいと感じます。ゆるやかに旅立つ様を見て、たくさんの気づきを与えてもらって今があると感じます。

死を見つめて逸らさず生きる、ラテン語のメメントモリという言葉も響きました。メメントモリに関しては本全体を通して強調されています。

個人的には結婚指輪にラテン語で「運命の許す限り嬉々として生きる」と書いたので、嬉々として…という部分に引っ張られてしまいますが、死と向き合うことでより生が輝くという意味では、言葉をどこまでどのように解釈するかにセンスが問われるのではないかと思います。

少し脱線してしまいました。

出産のことに関しても奥様との話をシェアしてくださったり、死をデザインすることに関しても、ここまできちんと書かれてるのはやはりすごいと思うので、他界してのこされた人がバタバタ…とならない為にも、家族内での情報共有は必須だと思われます。

私も少しずつ形にしてゆけたらと改めて思いました。

1つテーマを決めると案外しつこい私は、オタクという名でこっそりと追っかけするのが丁度よいかもしれません。対本先生に苦笑されそうですが、なるべく直接迷惑かけずにブログで形を整えてゆきたいものです。対本先生研究は続く…。

なぜここまですごいすごいと騒ぐかと申しますと、第一に自分の関心に近い部分をより深く学ばれている点と、医療という理系の親分みたいな分野を文系的情緒で伝えてくださる点です。

ここまで読みものとして面白く医療を語れる人は少ないと感じます。

本に書かれていた日野原重明先生や、鈴木大拙さん、立花隆さん…いずれの方も私の本(book)ライフから衝撃を受けてきた方々で、読みながらなんかすごいな…という感想ばかりの人の言葉やエピソードを伝えてくださるので、目指してるものが近いか、読んだ本センサーが近いという点でその解釈の深さに「わ~!」となってます。特に大拙さんは影響を受けたので、また読み返したいなと思ってます。

相変わらず自分に引き寄せっぱなしの感想で申し訳ないですが、読書日記でした。

対本先生と香山リカさんの対談の本、どこに置いてしまったかなぁ…。またいずれ読んで書いてまとめたいものです。

ではでは、今日もありがとうございました。