先週描いた絵の一部です。
フェリスの大恩師、末岡先生。一生頭が上がりません。今日先生から聞いて知ったのですが、文学部の名誉教授🌟
起業のお祝いをいただいたので、イラストでお礼しました。
末岡先生は、女子大の頃に「あ~遅刻する~!」と横浜山手の坂を走っていると、前方を悠然と歩いてらっしゃいました。あれ?授業始まってるんでない?と声かけながら苦笑い。
いつも低血圧で朝苦手そうだけど不機嫌ではない、「本当に朝弱いんです…」というオーラにただならぬシンパシーを感じ、雪の授業の日に「さてもう授業おしまい。鳥もきれいだな~」と外を眺める様が何というか大陸の人という感じがして、大陸というか先生は北海道なのですが、他のゼミのことなんて1ミリも考えずに弟子入りしました。
皆がリクルートスーツを着る頃に働く姿を思い描けなかった私は、あ~どうしようかな~。大学院って感じでもないけど働くってのもな~と呟いたかどうかは謎ですが、「早稲田に行ったら?」という鶴の一声に食いつき、受験します。
短大も2つほど受けましたし、フェリスも唯一のA判定を手堅く狙って入ったのでそれほど学歴を求めてたわけじゃないのですが、いけるなら行きたいよ…!が当時の本音。
いいご縁が繋がりありがたいです。
その後も何かと気にかけてくださり、脱サラしたりフラフラ旅する私に救いの手を差し伸べてくださいます。バカな子ほどかわいい効果だと思ってます。ああまた言ってる。でも人生半分くらいは自作自演と自覚してます。
たった7名ほどのゼミでしたが、最もセレブ出世街道を歩いてらっしゃる大江キャスターと、自ら貧乏を選んだ車寅次郎街道を邁進している私が同じ空気を吸ってた様子は、先生は先生なりに両極を見ながら陰陽五行思想を実践してらっしゃるのでしょう。35歳でローン完済して、そのまま正社員だったらそこそこ裕福に暮らせてたかもしれないけれど、いつでも森に行ける今の暮らしがいいなぁ。
今も鍼灸学校で中国の思想を教えてらっしゃって、黄帝内経などの資料を伝えてくださり、紛れもなく人生の師匠だなと思います。
酔っ払って「カナダのトロント…🇨🇦」という謎のメッセージを残してゼミ生をザワつかせたまま眠ったり、酔っ払って知らない駅まで行ってしまった呆然感を語る様子は私もかなりシンクロで、酔っ払って知らない駅に着くと「やべぇ、また末岡先生をやっちまった…」と空を仰いだものです。東海道線で知らない駅に着く先生と、東横線で酔っ払って往復して渋谷発渋谷着をやる私とではやはりスケールが違うわけですが…。多分ちょっと似た人族。
ご自宅で楽しそうに酔う先生と、苦笑しながらお茶をもてなしてくれる奥様のハーモニーが好きでした。
またゆっくり横浜を散策したいです。歩きすぎて寿町にうっかり迷いこんでしまったのも今は良い思い出。
街には色んな顔があります。
人にも色んなストーリーがあります。
それを最も表現できるのは、文章ではなかろうかと思う今日この頃です。ものを書くことをライフワークにしたいなと思ってます。文学部なんて食えない学部だと笑われても、夢を喰うバクのように生きたい。私が魯迅みたいになって、先生が藤野先生みたいに輝いたらいいなぁと思いながらも、そんな日が来るか来ないかはさっぱりわからないので、今できるときに目一杯お礼します。ビックマウスなドリーマーの私が唯一できること。それは感謝。感謝なんてそれまた食えないから、粛々淡々と生きるだけなのですが…。
先生本当にいつもありがとうございます🙏
あ。ほぐほぐうさぎからのおしらせです🐰似顔絵は随時承ります。近いうちに、ご依頼いただいた絵のカジュアルバージョンもアップできればと思っています。
ではではまた🍀