学びや教育については昨日の記事でも書きましたが、今日も引き続き。

今日はこの本を読みました。落合陽一さんの

「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」

名前からしてもう大天才です。陽(+)と一(マイナス)。落合信彦さんのご子息…と書くよりも、既に親子揃ってスペシャルですね。

何といいますか、頷きすぎて首が落ちそうなくらい天才!見通しの素晴らしさと視点のシャープさ、クールだけどあったかいバランスが本当に+−なパーフェクト!です。

数学的素養とアートセンスが突出してると感じました。それを表現する言語感覚もスペシャルです。

きちんと勉強して東大(or医学部)行って安泰!という青写真を描いて教育されている方は、一読した後にお子さんと対話すると良いかもしれません。学びについて、敷かれたレールから敷いてゆくレールを作れる人を書いてます。

学びに関しては、時代的にかなりドアが開けていると感じているので息子らの学歴含めてあまり求めていません。学びたければ学べばいいし、深めたければその資金を頑張って調達する方法を考えよう…という道が始まったばかりと捉えてます。youtubeとgoogle先生でまあ大体学べるものが多いですよね。漫然と大学行ってレポートコピペして出すだけなら行かなくてヨシと割り切ってます。そこにおそらく授業料の価値は見出せない。息子らが何を学びに行きたいか。なければピースボートにでも乗って毎日お日様の写真をSNSにアップしたほうがクリエイトしてると本気で思ってます。

本を通じて「好きだなぁ」と感じたのは、学びに関して幼少期含めて公開してくれたことと、たとえ3教科は1点でも1教科だけは100万点取るタイプが人類には良い(p44)という点。

満遍なく良い点取れる子以外にも大学に入る道を開けて欲しいと強調してくださっています。多様性に寛容なの方の視点はありがたいですし、そういう方が大学に関わってるって嬉しいです。

オーラ、佇まいに関する考察(p138)や、「野心」をアニマルスピリット、「天啓、動物的直感」と訳せばいいのに…という野生的な嗅覚、人間の根源に関わる部分の語彙力が鋭いと感じます。(p84)

やはり全面的に賛成と思いこの本を買った訳ですが、いい学歴→大企業というレールが揺らぎつつある今何を学びどう活かすべきかがきちんと書かれた良書と感じます。知的サバイバル術と書けばいいのでしょうか。大きな構造が色々露呈されつつある変革期、戦国時代的になりつつある…のかな。

少し話は飛びますが、周りに「本を出したい」「英語を習得したい」という人はワンサカいますが、じゃ、それを通じて何を発信してどうなりたいの?という部分まで思い描けてる人は少ない気がします。

英語1つとっても「ペラペラに見せる」ならトレーニングをすれば何とかなると思います。語学はスポーツと似てますから。英語使わなくても相手に翻訳させるくらい自分を伝えたいという思いが自分の根底にはあるので、私は一貫して外国語はあくまでもツール、寧ろ日本語を学び続ける軸としています。

本も読み応えのあるものならきちんと書けば出しやすい世の中だと思います。ただ、一発「夢を叶える(た)私」みたいなものなら、ブックオフの100円ゾーンに溢れかえっていますからあまりそこに関心はありません。

本を仮に出したとしたら、そこから自分というツールのエッジを効かせるにはどうすれば良いのか。私はこちらに寧ろ関心があります。本は部数を含めて出版の子会社でシビアな数字を見てきましたし、電子書籍の会社にいた夫があっさり収入やら地位やら抜いてった時に、紙ベースの本じゃなくても発信の方法がいくらでもある時代になってしまったと10年ほど前に愕然としたものです。なので、何を媒体に発信するかよりも、日々質を意識して書きたいとは肝に命じてます。しょっちゅう脱線してますが…。

賢い、頭がいい、などは正直本人が言うよりも総合的に見てこの人はどうなんだ…?と判断されるものと捉えてます。

私は1人の起業家として、身体や心のちょっとしたことに対しておばあちゃんの知恵袋的になりたいと思いながら、自分も健康的なアスリートでありたいというマイルストーンとしてブログを書いてます。

人によって「その人」の捉え方なんて千差万別でしょうけれど、自分にとって大切な人を裏切らないで人生を航海したいという思いでクリエイトできたらな…と本を読み終えて感じました。

私は小学4年の時に先生もできる人がいなかった縄跳びの「三重跳び」を開発して6年の時に10回跳べたことが幼い頃のベースにあって、そこから0→1を生み出す感動を覚えた人間です。あの時代にyoutubeがあれば良かったな〜…とは思いながらも…。縄跳びはリズムなので手を「女々しくて…」の曲のスピードで回転出来たら三重跳びとべるんですが、それを発見するまでは1000回くらい2重跳びしなくちゃで結構大変でした。

落合さんのアート×数学的センスからの人生の道はきっと私においてはジャンプ力を軸としてドアが開けたことになります。そこにアニマルスピリットを付け加えて何とかなってる。比較すんなよと言われそうですが、ここは私の読書感想文なので申し訳ない。落合さんは文章のリズムも軽やかなので、運動神経やリズム感もある方だろうな〜と感じます。文章から重力を感じさせない風のような印象です。

「早稲田卒です」なんてちょっと偉そうなこと書いても、漢文という一発芸で入れたようなものなので、おそらく一般入試では文学部に拾ってもらえなかったでしょう。全教科赤点だけどスポーツ(大学入ってからは漢文)で道を切り開いたという自負はありますので、バカ枠と影で笑われでも「そのとーり!」と笑ってます。じゃ、あなたはバカ枠で入る自信ある?とイジワルで聞いちゃうかもしれませんが…。

長くなりましたが、義務教育的な学びと、その後の学びについてグローバルな視点を添えて丁寧に書かれているという点で、買って良かったと思います。

教育を考えることは、子供達の未来を考えること。より良い未来を描く背中を子供達には見せたいものですね…🍀

ではまた。

次はハーバード、オックスフォード、世界のトップスクールからの実践する考えの磨き方という本を読んで感想を書けたらと思っています。