近所のおばあちゃんの施術を終えて、義母のところに寄り少しゆんたくした後、また虹を見ることができた。
私の今年の虹遭遇率は少し異常な気がする。
こんなに虹って見れるものなのか?
…と考える暇も惜しいので、美しく撮れる場所を探して走る。虹に向かって走る。虹の生まれるところはラッキーだと聞いた。
虹の美しいところは、一瞬で消えるところで、5年前に行ったニューカレドニアでは着いた空港でいきなり虹が迎えてくれて、それだけで心が躍った。
虹なんて途方もないものを研究したニュートンさんもすごいなと思うし、ニュートンさんをやいやい批判してた色彩論でのゲーテさんもすごいと思うし、ハーバードで日本史教えてた北川智子さんも数学者としては虹の研究してて、読んでてわくわくしたしで、この消えてなくなる儚いものに美しさと法則を見出した天才さん達はすごいなと思う。私には、どう逆立ちしても研究の対象にはならないもの。
300mほど走って走って振り向いたらもう虹は消えてしまった。
この儚くも気まぐれな自然現象をただ美しいと叫んで突っ走るのが、もしかしたら私に与えられた僅かな才能かもしれない。
道は果てしなく、虹は走っても走っても届かない。近くにあるように見えても遠い。この刹那的な部分が心を揺さぶるのかもしれないな…と、虹の消えた空を眺めて思う。
それすらも午後の呟き。
ではでは🌈