義務教育時代に「想像出来る限りの優等生」を演じてきた私が息子らに望むことは、あまり多くないです。

色々あると思うけど、元気に過ごしてください。

…以上です。

あれしなさい、これしなさいは半分くらい親のエゴなので、なるべく快適に生きられるように手伝う努力をしながら、勉強運動に関しては、つまづいた時にサポート出来たらいいな…と考えてます。

1番とるとか足が速くなる、はあくまでも結果というか、そこから何を学んでどうシェアするかの気づきではなかろうかと今は思います。

「オール5で495点取ってスポーツで全国に行く足速い転校生(要約するとヤな奴)」はしつこいですが、なんでもねえや私は…という無欲な部分と、なんとしても1番を取らなきゃ!…という強烈な欲張りが同居してました。

息子達にはこんな奴になって欲しくない気持ちがあります。

オール5の子は、結構大変ですよ。そう見えなくても。自分の中で折り合いをつけるのが。体育も美術も音楽も勉強も、その中に見える美しさに突っ走っちゃうから。

全てを投げすてて勉強に没頭して、スポーツに没頭するって。リアル鶴の恩返し。まあこのくらいでいいやの限度がわからないし、自分を削る感じで没頭して、風呂とかも一応入るけど、どうでもよくなる。没頭してる最中に周りから何か言われたら、多分壊れてしまうでしょう。

人生で一番悔しいテストも実は495点の1番だった時で、2位の人と10点差だったとかは本当にどうでも良くて、あと5点の分母と分子を間違えたこと悔しくて泣いたくらい。

自分で書きながら、パーフェクショニスト(完璧主義者)って、相当に厄介です。

「全然勉強してないのぉ〜」って言い合ってる人を見ると、逃げ道作ってんじゃねーよ!ってこっそり腹立ててました。

それを自分の個性として折り合いをつけるのにもしばらくかかりましたし、「沸き途中の50度のお湯」と「100度から冷ました50度のお湯」はどうやら風味が違うらしいと聞きますが、100度からの冷まし方が大変な気がします。40歳でやっと言語化できるなあ。。

まあほどほどでいいよ、の「ほどほど」を見つけるまでが大変。ほどほどがわからなくて、勉強放棄した時もあります。わからなくても、別に困らなそう…って、追試ばかり受けてましたが、学ぶ気のない子に試験はかなりの無意味です。劣等生の子の気持ちも、よくわかる。自分が実際やってきたから。エリートさんからの「あら、残念ね…」の視線も含めて痛いもんですよ。

母は割と教育の機会を与えてくれながら寛容だったので「勉強したけりゃすればいいし、ヤだったらしなければいい。さ、私は働いてこよっ!じゃーね~♪」という感じなので常に応援団してくれてた気がします。

今思うと鶴の恩返しのツルみたいな私の気質を見抜いてたんだろうな…と思うのですが、私も背中ポンポン、「なんくるないさ~」と大体のことに笑っていられる母さんでありたいなと思います。

もし息子らが何かで逮捕されちゃったとしても、私だって捕まらないとは限らないし、やはり何があってもあんたは大丈夫と言ってあげたいですし、学生時代に成田空港で「今から外国行ってきます…(ガチャン)✈️」な私を目がけて来た子達が、真面目できちんとなレールを歩くわけがない。多分。

こうはなるまい…と案外きちんとした道を歩くかもしれませんが…。

そんなわけで、必要なことを子ども達はそれぞれ学んで大きくなってゆくと信じて母さんしています。

キレッキレやらバリバリやらヘロヘロやらグダグタやら色々経験して、ほどよくゆるゆるな今、母さんできることに感謝です🙏

写真は三男と「うまれるごっこ👶」

パーカーに入って、にゅるっ、オギャー!

以上です💧