「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」by山本五十六さん

わたしの陸上指導はこれに尽きます。

今日は中学生の子が来てくれたので、高跳びの背面跳びを指導してきました。

跳び方がまだよくわからない…とのことだったのでまずは跳んでみせてから、実践してもらいます。

既に体型的に「ザ、高跳び」のスラッとした子なので、あっさり跳べるようになりました。

この「できた!」の瞬間を見られるのはとにかく嬉しいです。指導者冥利に尽きます。

高跳び教えながらハードル飛ぶ子を褒めて、ジャベリック投げながら長距離の子のタイムを計り、幅跳びのコツを教える…を一人でやるには限界はありますが、とにかくやってみせ…を続けて尻を叩き続けます。

生徒さんから胡椒の話がふと出たのですが、コーチとしての私の役割は胡椒みたいなもんだと思ってます。

ほれほれ❤️

やってみよーぜ❗️

すんばらしー❣️って声かけながら刺激をし続ける。

…ので、あっという間に時間は過ぎます。

そうすると、ハマる子は夢中になってくれて、あーだこーだ言わなくても練習してくれて、めでたしめでたしのありがたいサイクルが始まります。

具体的に県大会に出場するためのトレーニング回数も伝えるので、「うっ…!」となる子もいます。

高跳びなら「じゃ、まずは100本跳んだら次のステージかな?」と笑って伝えるので「こいつ鬼だ…👹」と思うかもしれません。

でも、強くあり続けるのと一発屋には大きな差があって、前者を目指すなら継続以外の道を私は知りません。

どこでもドア的にドアが開かれてひょいと強くなれるのは、ある程度継続して努力しないと難しいんじゃないかな…。

これはあくまでも私の中での哲学ですので、全ての人に当てはまるわけでは無いかもしれません。

小学生~25歳まで、飽きずに走り続けて色んな種目を経験させてもらって、強いアスリートさん達を観察しながら感じてきたことです。

そういう意味で、全体的に強い愛知県に生まれて良かったな…と思います。

幅跳びは高1の時に2位になって大泣きするくらい負けず嫌いというか、無敵時代を作りたくて小6~高3まで死守して(あ…でも高校時代は半年怪我でシーズンを棒に振ってたか。ストレスで太って、あいつ終わったな的に言われた時期もありましたが、もううろ覚え…。めでたい脳みそです)、体力なし、柔軟性もなしの私がアスリートとして何とかなってたのは、こっそり家で練習も含めて生活の中でトレーニングを組み込み続けたこそかなと思います。とにかくできることに焦点を当て続けただけ。

100mも基本優勝、最悪で3位、4位以下取ったことないです…とヘラヘラっとしてられたのは、練習中につい話しちゃう、休んじゃう方々を見ながら、全く気にせずに走ってただけで、体力はナイので走れない時はボーっと休んだりおしゃべりしてました。 

なのでハタからみたら、あまりストイックには見えないかもしれません。とにかくやる時には集中してただけ。

走ることを教えながら、そもそもの意識の部分をたたき込むのは、多分わたしが哲学科だから仕方がないと自分で苦笑するんですが、子供達に理解していただける言葉で走る楽しさを伝え続けられるのは、本当にありがたいことでございます。

あ~、陸上話しになると長いな。

100m、幅跳び、高跳び、砲丸、ハードル、経験してきて良かった…!今に繋がった~!バンザーイ!

長距離走ってる子には、指導する楽しみを与えてくれてありがとさんです🙏

長距離の指導はかなり楽しいです。

自分が不得手な分、夢を託せる。

総括すると、何と言えばいいのかな…。

走ることに関しては、限られた範囲ではあれ「自由の哲学byシュタイナーさん」を体得して、今それをシェアしたいが為に運動場に立たせていただいているのでしょうね。シュタイナーさん、ありがとー❗️不惑を過ぎて見える陸上の景色は新しくそして新鮮です。

そして文章も1日してならず✍️

これくらいのボリューム、30分でペッペッペだぜ😃と笑って書けるように、これからも意志あるうちは書き続けたいものです。

ではでは👟