顔を上げなさいとひまわりはささやいた

うつむいている顔を上げてみると

ひまわりは優しく微笑んだ

ぼくはただ迷いたくて彷徨っていただけなのだろうか

ひまわりは何も言わずにただ優しく咲いている

ぼくは何も言えずにただ泣きたかったのかもしれない

 

今日はセラピストとして尊敬している方に会いに弘前に来ました。学ぶために来たのに肝心のわたしの中身が虚(うつ)ろで、正直何も学べないかもしれないと思いながら、弘前にいるKさんには会いたくて車を走らせました。

セラピストとして16年以上キャリアを積んでいるKさんは、わたしの全てを見透しているかのように微笑んで、温かいお茶と一緒に話しを聞いてくれて、今日は学びではなく、施術にしましょうと提案してくださったので、はじめてKさんの施術を受けました。いつも学びに行ってばかりで、なぜわたしはこの方を必要としていたのか、今日はじめて知った気がします。

施術者として大切なことがすっぽり抜け落ちていたことに、今更ながら気づけた1日でした。

欲張りな私は「あれもこれも…」となりがちで、手をつけたもの全てに結果を欲しがるどうしようもない人間だとも改めて気がつけました。

目先のことでは陸上の試合で、結果を出すことしか考えてなかったことに気がつきました。

施術で頭がスッキリして、「なるようにしかならないから、顔を上げなさ〜い」という心境になれて、朝からずっとお通夜みたいな顔をしてましたが、やっと笑うことができました。

何かと与えることに気が向きがちですが、感謝して受け取ることはもっと大切なのかもしれません。

帰り道で寄ったマルシェでひまわりが優しく微笑んでいて、今日は弘前の人とお花に癒されました。

Kさんありがとうございました。また伺います。