3記事連続で対本先生特集になりました。今回はこちらの本。

昨日、先生はユングを河合隼雄先生から学んだのか~…と、寝る前に先生の著書をパラパラとしてましたら、最初のほうに「卒論はユング」と書いてありまして、な…なんだとぉ~!と驚愕して眠りました。

今朝、次男がダウン。インフルエンザです。どうしようもないので病院に行き、息子が眠っている間に本を読み終えました。皆さまもご自愛くださいね。

何というか、先生はお坊さんでありお医者さんであり、立派な作家です。ぐぅの音も出ない。読みながら感動して泣き、笑い、驚愕しっぱなし。

マジかよっ!ばかりで、ツッコミどころにツッコんだらバチが当たりそうです。

例えば…。

ローマ教皇と貴賓席で謁見。(p42)

おいおい、リアル聖★おにいさんじゃん!(去年描いたインスタより引用↓Tシャツの宗派が違うんですが…)


仏教とキリスト教の対話会議@アメリカ🇺🇸、ってお坊さん時代もやんごとなき人だったことが十分に伝わりました。

お寺の修行の様子もサラッと教えて下さって面白いです。

何より面白いのは、先生の言語感覚です。私の中では人生で3人目の「陰鬱な」を使った人認定。

ちょっと脱線しますが、陰鬱という言葉、1人目は高校の時のM君が読書感想分に書いてて、驚愕してこの人天才だと思い、実際天才なので東大の博士課程行って海外に行って、今も生命科学の分野で研究をしてるんですが、去年仙台で会った時に「あんたはどーして文学部に行かなかったのさ!気が向いたら作家になってよ!」という無茶ぶりという名の説教をし、わははと笑い飛ばされました。2人目は村上春樹、3人目が対本先生です。

ヘラヘラぽよぽよと生きていた私には陰鬱という文字が衝撃的で、いつか自分も陰鬱な気持ちになる日が来るんだろうか…な~んて高校の頃に思った、割と気に入ってる単語なのです。ずど~んとねずみ色なところが良いなぁ…と。陰な上に鬱って、どんだけグレーなのよ!ってカラーが良いです。陰鬱な3歳児っていない気がするし、相当な気持ちにならないとその境地に届かないと思うんですよね…。は~、すごいな。私もいつか使ってみたいな。そんな物語を書いてみたいものです。

対本先生も哲学科。私も名ばかりの哲学専攻ですが、哲学科を目指して入った先生と、何でここに来てしまったんだろう…?という私の間には大きな溝がありまして、今必死で埋めようとしてますが、まあ埋まる日なんてないかもしれませんが、言わんとする用語はキャッチするつもりで本から学んでます。

幸い「対本先生研究」をしている人はまだそんなにいない気がして、私が第一人者になるつもりで読み込んでシェアしてます。

東京のお寺でひたすらトイレ掃除の日々から一転して広島の600年以上続く大きなお寺のトップに立ち、そこから職務の傍ら受験勉強→医学部合格…と、禅の偉いお坊さん…と見せかけてめちゃくちゃ熱いスピリットを抱えて生きてらっしゃるんだなぁと生きる本質をひたすら見つめ続けてらっしゃるその姿勢にただただ敬服。

昨日、先生が霊能者が前世を見ることを一喝してたにもかかわらずですが、きっと前世でも立派なお坊さんとお医者さんをしてらっしゃって、「よし、一度の人生で両方なったらどうなるんやろ?」って感じで今回は復習を兼ねていらっしゃったんでしょうかねぇ?そんな印象のミラクルブループリントだと感じます。

それだけ素晴らしい方が市内にいてくれてお目にかかれる機会があるのは本当にラッキーです。

後半では勉強の仕方や志望校の選び方も書いてらっしゃって、医学を志す方には一読の価値がありますよ。そもそもなぜ?の導入も説得力があります。健康だったり、スピリチュアルって一体何なの?って方にも、地に足のついた人生の教えを、実際の対本先生のパワフルな学びを通じて教えて下さる良書です。裏表紙に柳田邦男さんもいいこと書いてらっしゃる。

長くなりました。

学ぶテーマが今年は割とハッキリしているので毎日面白いです。今日もお読み下さりありがとうございました🙏