一件出張でのもみほぐしが終わり、一息ついてます☕️

最近は起業したい方からの相談もちらほらあって、「月収をいただきながらうっすら起業を考える方」にはリスクについてお話しさせていただいてます。

「収入がゼロの日に笑っていられますか?何があっても淡々とその日に過ごすことを考えてますか?それが何日か続いても大丈夫ですか?」…と。

なんとなく起業して、こんなはずじゃなかった…と嘆く前に、あらゆるリスク、特に資金面は必死に考えた方が良いと思います。

賃貸物件でもし何かするなら、その賃料をペイできるくらいに稼げないと途中で潰れちゃう。

私が格安でできるのは、自宅だから賃料が発生しないことと、徒歩圏内のお客様もいらっしゃるので出張もガソリン代のかかる所はまだ多くないから。市の中心部への訪問は、ガソリン代もいただいてますし…。

このリスクをどこまで取るかは、私は旅に似てると感じます。

一人旅でタイから関空経由でハワイに行った時に、ありがたい出会いのお陰で行きたいところに全部行けて、青いBMWのオープンカーでハワイを一周して、地元の美味しいものをたらふく食べて帰ってきたことがあります。

ここだけ書くと「一人旅なのに、なんで?」となりますが、出会いのお陰です。

ハワイに着いて平等院(寺院)までどうやって行こうかな~と地図やらバスの時刻表やりフリーペーパーを調べてる時に、父親くらいの年齢の方に声をかけられまして、行きたいところを伝えたら「お~!それは俺も好きなところだ、連れてってやるよ」…と。

ここで乗るかそるかは、全身の五感を目一杯使います。

一歩間違えたら命はないかもしれないし、信じて着いてってもよし。

しばらく会話をして、一応信じてみることにしました。(←ここでリスクをとったことになります)

行きたかった平等院はとても平和で、日本の寺より自由な気がしました。寺にうさぎがいた🐇

おじさんはレーサーで、シニアの部ではハワイで一番速いこと。お嬢さんはアーティストなことなどを池を眺めて色々話しました。お互い運動選手なので言葉は違えど理解できる部分が多かったです。お嬢さんの、ハレイワ(オアフ島の北のほう)にあるお店にもお邪魔しました。

そんなこんなで、おめーも面白いな!と笑ってくださり、平等院からのハワイを案内してやるよ…!となり、冒頭のオープンカーでブーン🚙になります。

…なので、もし娘がいて自分に似てしまったら「おまえはバカかっ!」と言いそうですが、とてもハワイが気に入った私はその後両親を連れてそのおじさんに会いに行き、「おー久しぶり!」みたいなことをしたので、見知らぬ人に対するリスクは人それぞれだと思います。

そしてそれはお金や時間に対しても同様。

どこまでリスクを考えるか、がその人のセンスのような気がします。

友人と海外に行った時に、

「もう1ヶ国行くのに既にお金使いきっちゃった!」という子がいて「すげーな~…」と、その子の豪胆さに感服して2万円渡したことがあります。帰国後にお金も戻ってきましたが…。

別の旅行では、夜更かししたのに翌朝フライトの友人がいて、「私が起こしてあげるよ」と伝えて眠ったものの、おっと危ない、起きたら出発の1時間前だったことがあります。

これは本当に大反省でした。人はアテにならないから、大事なことは人任せにしないで自分で何とかしなきゃイカン…と、我が行いを反省して泣きそうになりながらタクシーに乗る友人を見て、色々考えてしまいました。安易に「まかせろ!」はナイなと。

自分はどちらかというと「定年まで働くか~…」と考える安定の人生を想像してた人間なので、まさか退職金使って海外に1ヶ月も旅した後に沖縄の離島に住んで、その後起業しちゃう人生なんてびっくりですが、今会社辞めたらどうなるんだろ…としょっちゅう考えてた空想癖満開な過去の私に向かって、「まあ、リスクをとっても何とかなるもんだよ!何とかならなくても、 また履歴書に起業したこと書いて働けばいいのよ!」と笑ってます。

そんなこんなで、仕事の息抜きに旅と起業のリスクについて書かせていただきました。

写真の本は2日前に手に入れた「おくのほそ道」。ほら、芭蕉さんも片雲の風に誘われて、漂泊の思いやまなくて旅に出ちゃうんだ。人生は本当に旅の如しですねぇ…🍀