毎回英語の副題が雑ですみません。

今回は尊敬する青山学院大の原監督の奥様の著書「フツーの主婦が、弱かった青山学院大学陸上競技部の寮母になって箱根駅伝で常連校になるまでを支えた39の言葉」です。タイトル長っ…!

よし、コーチになる!と決めてからはや10ヶ月経ちました。言葉が伝わってる部分もあれば、うーん…という部分もあり、日々試行錯誤です。

コーチって一日でなんとかなるものではなくて、結局は積み重ねかなと感じます。

もちろん勢いで結果にもってゆける時もありますが、チームの底力をつけるには時間がかかるかな…と。特に陸上はチーム戦ではないので、1人ひとりのモチベーションをキープし続けるのは難しいです。

原美穂さんの著書で「ネガティブな言葉」は「ポジティブな言葉」よりも早く伝染します(p66)

と書いてあるように、「どうせ無理だし…」という気持ちだったり意識を前に向けるのは本当に大変です。

「県大会に行きたい」と言いながら、まだ確信が持ててない子は、この迷いの部分が強く、そして長いです。ついサボっちゃう。

私は「強くなる才能があるにもかかわらず、弱いに逃げてる子」は割とはっきり伝えます。逃げちゃダメだよ…と。

響くかどうかは別として、言われた後の反応や表情、走りなど見守りながら、これからも指導してゆきたいものです。

原監督のどこが好きって、勢いだったり明るさ、有言実行な部分でして、おこがましいのですが親近感を感じて数秘を調べてみましたら(1967.3.8生→1+9+6+…=)、34からの、7で私も全く同じ数字でした。なるほど、同じナンバーだから、こうありたい像として選んだんだなぁ…。と、1人で納得。

陸上を好きなそぶりを奥さんに見せなかったのに、急遽青山学院の監督になる経緯を読むと、きちんとした安定を手放すことに危機感を抱いた奥さんと、ぶっ飛んだ監督の姿が目に浮かぶようでした。(p28-29)

あっという間に常勝校になったように見えますが、実は2003年から着実に根を張って今に至ってるんですねぇ。

全てのことが「一日にしてならず」と感じます。ご夫婦の息が合って勝利への道に学生さんを導いたのでしょうね。

原美穂さんはご主人の原晋監督と学生さん達を支えることで脚光を浴びましたが、裏帯にもいいことがたくさん書いてありまして、「夢」なんか無理に持たなくてもいい。「夢」を持つ人を懸命に支えることで、自分の「夢」が見つかることもあるのです。という言葉に凝縮されてる気がして、支えることを役割として輝く生き方を選ばれているのだなと感じました。

就任の話が出た2003年から、今は2019年なので16年支えることを重ねられて今があるのですね。

響く言葉がたくさんあって、今後の指導に役立てたいものです。気持ちの安定した人格者という印象です。だから影でサポートできるのでしょうね。

響く言葉を伝えて下さる方の要点はやはり「今をいかに生きるか」というその日その瞬間の過ごし方かなと感じてまして、私も生きた言葉を選手に伝えられるように心がけたいなと気持ちを新たにしてこの読書日記を終えたいなと思います。

少ない練習時間でどこまで良いトレーニングを積めるか。これが選手でありコーチである私の、長期的な課題です。

陸上好きな方に1人でも読んでいただいて、少しでも響くものが記事のどこかにあれば幸いです。

お読みくださりありがとうございました。