今年一回目の対本先生の医療講座です。通いだして来月で丸1年になります。ありがたや…🙏

今回は万葉集の大伴家持の句から…。

ほうほう。

あらたしき…。

あたらしきではナイのね。

そんな導入からの、新しい=newの場合はそもそも「あらたしい」だそうです。

あたらしい、だと「もったいない」という意味になるそう。

ぬぬぬ…。ややこしいですね。

フルタアラタ(古田新太)はあらたらしい、であらたしいを覚えることにしましょう。

今日の対本先生はお坊さん部分がパワフルに働いてらして、ああいつか先生の説法聞きたいな~…。あ、でも今もほぼ説法か…。という軽妙な語り口で話しがよどみなく進みます。

今回は生老病死を考えながら、生きている間はお役目があるのですよ、という視点や、命の最後をどうデザインするかを考える時間を与えてくださいました。

私は死んだら賛美歌歌ってくれたら嬉しいですが、秋川雅史さんの「千の風になって」を歌って骨をばらまいてくれても構わないと思ってます。あくまでも大事なのは生きている今だから、他界してからは華美でなくてヨシ。

肉体、心、そしてそれを司る魂や霊性の話しをしてくださいました。

今回の講義はメモも多少はとりましたが、先生の真髄部分なので聞くほうに意識を向けました。ノートは体、心、霊性についてメモ程度です。

肉体と、心、その奥にある魂や霊性について、霊性から入っちゃうと途端にアヤしくなっちゃうんだよな~と笑いながらも、先生はこの部分を重視してらっしゃると思ってて、言うならば真髄であり、これからきっともっと必要だと感じる人が増えるフィールドだと確信しています。

お医者さんから人生の青写真や霊能者のことを聞けるのが本当に面白い。

霊能者について「あんたの前世がこうだったから、今こうなったんだ」みたいな脅しに近いことを言う人に対して一喝!

原因→結果、のような一元的な見方で判断するのはマズい。物事はもっと複層的だとおっしゃってて、この点は何度か強調されてるのですが本当に同感です。複層的だからこそ美しい。

では起こってる物事をどう捉えればいいのか、青写真(ブループリント)に関しては不可思議で人智の及ばない部分だと説明されてました。

面白かったのは、これだけ霊性を探究なさってる先生が「わたしには霊能力はありません」と断言していたところ。

この部分だけ心の中で「ちょっと先生!うそだろっ!そこらへんの霊能者を名乗る人より絶対色々見てるって!その力が突き抜けてるから臨済宗のトップやって偉いお医者さんになってるじゃん!」とツッコんでました。…ご、ごめんなさい。霊感って言葉がマズいなら、悟ったもしくは悟りに気づいた人、目醒めた(ように見える)人に留めます。

まあ賢い人が「わたしは天才です」なんて言った瞬間胡散臭くなってしまうし、霊感があっても「私は色々見てますよ~」と言った瞬間アヤシさが増すので、何も言わないのが一番よろしいかと思います。シュタイナーの本読んでても「霊感あるなんて絶対人前で言うな」と戒めてるので、目に見えないことを「ある」と言ってしまうのは色々ややこしくなるのでやめとけということですね。

家で「やだ私ってば天才!」なんてしょっちゅう言ってるから息子らは「お母さんほんとバカだよね~」って笑われますもん。私はバカボンをやりたいからこれでいいのだ!ワッハッハ!

…はい、話しを戻します。

最後は五輪書について語られてました。

五輪(オリンピックじゃないよ)

         

宮本武蔵さんです。

詳しく読んでないですが、自然から活かす流れのようなものは言葉は違えど世界各国で感じ取って文字にしてる方が必ずいると思います。

シュタイナーの4つの気質、インドのアーユルヴェーダ、中国の陰陽五行思想…。シルバーバーチもアナスタシアもインディアンの教えも全て異なるように見えて繋がっている、この葉脈のような生命のメッセージが美しいなと思います。医学を文学的に語っていると言えばいいのか…。この段落は私見でございます。

先生の真髄をたっぷり聞けて、講座の後にお話ししてくださったので、先生も専門で学ばれて私も少しかじった魂と霊性についての質問をしました。潜在意識の奥の突き当たりにありそうなサムシング。

私の印象では魂のほうがぴょんぴょん動きそうで、霊性のほうが質感は無くてもズンと神々しい気がしたのですが、使い分けがイマイチわからず、本を「魂の」ではなく「霊性の医療」にした由来みたいな部分を質問しました。

魂にすると何だろう「魂の🔥」みたいな感じがするんで、霊性のほうがやはり美しいと感じるのですが、うまい言葉がわからない…どっちもspirit,spiritual、に翻訳されるんです…。なんて、わかってない奴だと笑われそうですが、知りたいものは知りたいのです。

そしたら、魂のほうはsoulと解釈するといいですよ、と河合先生に教えてもらったよ~とのこと。

…え…河合先生?って河合隼雄先生に習ったんですかっ!?と質問通り越して腰が抜けそうになって聞き返したら、なんと授業を受けてたとのこと。そっか、河合隼雄さんも京大だったんだ~…と、名誉教授に対して何とも間抜けなことを思う自分の学びの浅さに喝ですな。

最近の投稿のどこかでユングをもっと学びたいなと呟いたら、第一人者から学んだ方がいたなんて…。世の中は時々狭いというか、こういう部分に、私は見えない葉脈だったり複層的な世界の美しさを感じます。そしてそこを喜ぶのが私の小さなスピリチュアルライフ。

河合隼雄さんの本は村上春樹さんとの対談が好きなんですが、もう少し学びを深めたいところです。

ああ、また脱線。

大館に来て最大級に良かったことの1つがこの講座を聞けることなので、先生のアーナンダとしてここでわっしょいわっしょいと先生の素晴らしさをシェアできればなと思います。もう、自分をアーナンダと言っちゃうこの図々しいこと。アーナンダじゃなければヨハネでもいいや。「すげえ人がここにいるんだ〜!」と大館で叫び続けたいの。おこがましいおばちゃんだこと…!

今日何より嬉しかったのは「寿ぐ(ことほぐ)」から、ほぐという言葉に「祝う」という意味が含まれてると教えてくださったこと。「ほぐほぐうさぎ」の「ほぐ」は実はめでたい言葉だった…!名付け親の息子よ、でかしたぞー😭ほぐほぐうさぎを頭の片隅に残して話してくださった先生に感謝!

対本先生は、日本一の霊性の医療を伝える方と思ってます。写真は先生の本の数々。

先生、今日もありがとうございました🙏

次回は2/27(水)、14〜15時より大館記念病院4Fホールにて🏥